「ああ、この本買うのミスった」から分析するかって話 その1購入まで編
目次
1 導入 なんでこの本買ってしまったのかな…
2 その本をみつけるまでにおこっていること
3 あの時の「なんとなく」をもう一度
4 まとめ
1導入 なんでこの本買ってしまったのかな…
久しぶりに書物という形で本を買った。
本がほしい場合、学生という身分なのでまず図書館にいく。
単純にお金がないからということと、家のスペース上「物体」を保管したくないからである。
ただ、なんとなく、書店によると興奮し、なんとなく手にとった書物を買ってしまった。そして、あまり満足できない書物であった。
本を選ぶことは難しい。
しかし、この経験は繰り返したくない。
というわけで、今回、「自分のこの本選びは何故失敗したのか」という体験を言語化・分析することとする。
2その本をみつけるまでにおこっていること
2-1 自分の求めている情報の明確化
最近、オープンな場に載る文章を書くことや初対面の人とメールでの連絡する機会が増えた。そこで、文章が自分の納得いかないものがあったりする。それになんとなく不満を覚えていた。
本屋へよると、そこに「文章術」という類の本がいくつかあった。そこで、僕が求めていた情報は「文章術」というカテゴリーにわけられることがわかった。
この経験から次のことがいえそうだ。
・自分の求めている情報はどのカテゴリーに分類されるか?(できるだけ細分化)
まず、これが最初の課題。自分の求めている情報が一体なんなのか、が自分でもわかっていないことはよくある。今回の場合、文章術(特に、メールなどの連絡)とすんなり入るカテゴリーが見つかったのは幸運だ。
例えば、メガネの作り方が知りたいとなった時、どのカテゴリーにいけばその情報があるかは難易度の高い問題である。
2-2 自分の求めている情報の明確化の「罠」
ただ、ここで注意をしなければならないのは、自分の求めている情報の明確化は自分で思考を進めれば直ちにできるわけではない。
むしろ、今回の体験のように、書店にいき、そこで本をみることによって、自分の求めている情報はこれだったのだと発見することの法が多い。
そもそも、すでに自分の求めている情報が細分化されていれば、「書店にいくという」方法
3あの時の「なんとなく」をもう一度
さて、その中から僕はなんとなく1冊の本を選び、購入した。後にそれが後悔の原因になるわけだが、この「なんとなく」というのものを思い出し、分析してみる。
①本のタイトルとデザイン
②目次、はじめに、おわりに
③少しの本文
今回の購入で以上の3つを確認したと思う。
①について
タイトルそのもので、情報の要約と誰にむけたのものかがだいたいわかる。また、デザインもそれらを補強する。
硬派そうな黒色の背景に、シンプルに緑色の文字のタイトルというデザインだったことから、シンプルに「文章術」について述べてあるだろうと判断したと思う。
判断は悪く無い。
②について
「目次、はじめに、おわりに」は本のプロットであったり、対象の読者が述べてあるため重要だ。しかし、今回ここをあまり吟味していなかったと思われる。
これが失敗の原因だ。
③について
そして、最も大事なのが本文だ。ただ、これは全部よむわけにいかないので、気になった箇所を読む。
今回メールについてやSNSについて言及されてる本文の箇所が多そうだったため、
購入を決意した。
これ自体はたぶん悪くないが今思い出すと以下のことを本文で確認するべきだった。
・語り口、文体
同じ内容であっても「語り口」、「文体」により読みたくなる、読めないはある。
これは好みの部分があるので、自分の相性のよいものをチェックすべきだ。
・本文のデザイン(図、脚注などみやすいか)
段組の仕方で情報量はわかるし、図や脚注の配置、種類でわかりやすいかどうかはかわる。情報の持つ特性やどれだけ時間がかけられるかと自分の理解力などと相談するべきだろう。
また、今思い出せば、④筆者の経歴・分野を知るというのも肝要だ。
今回はそこにも原因がありそうだ。
それでは、もう一度まとめておこう。
4 まとめ
今回は「実際に本を手に取るうえで、何を基準にしているか」を分析して、チェックした。
次回では、本題のなぜ、「本選びを失敗したか」を、自分の読書を考察しながら、分析する。